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「究極のビートもの」がここに誕生!!世界中のレーベルから既に100作品もリリースしている、東京在住のアメリカ人音楽家、CelerことWill Long(ウィル・ロング)の最新作。本人が「自分のカタログの中で、一番特別な存在。」と名言するような内容で、日頃のドローンサウンドではなく、リズムや周期を意識した、新たな方向性となるような、Celerの記念碑的アルバムである。まるで、つま先から頭のてっぺんまでジワジワと、染みてくるそのサウンドは、スリリングで中毒性の高いものであるのはもちろん、同時に外に向かった開放感のようなものを感じさせ、永遠と聴けてしまうような魅力に溢れている。

※オーダー先着特典付き:本作のシリーズ的な作品「Seesaw」のボーナスCDR。  1枚1枚絵柄が異なる、本人による手作りのスリーヴに封入されています。

Text by Will Long

数年前に自分がまだアメリカ合衆国に住んでいた時、1960〜70年代のミニマル派の音楽、80年代初期のニュー・ウェーブに興味を持った。それらの楽曲が持つ、一定のパルス音、鳴り続けるハーモニー、エンドレスな持続性に惹かれたのである。それらの音楽には粘り強さのようなものがあり、リスナーは主体的に聴こうとする意識からいつでも解放される一方、音楽やリズムは淡々と鳴っている。そして、そこには心臓音のような、とてもヒューマンな感覚を覚えるのである。

当時は、このようなアイデアを自分の音楽のインスピレーションとして取り込み、音楽にはテンポを与 え、前向きな新たな方向性を示すつもりであったが、SPEKKでのリリース決定から数年が経ち、自分も他のプロジェクトに関わる中で、当初考えていたコンセプトやインスピレーションが自己からすっかり消えていたのである。

そして2013年夏に私の妻との間に最初の子供ができることが発覚し、この辺りから本作Zigzagへの思いが具現化してきた。お医者さんとの最初のいくつかのアポイントには出席することが出来なかったのだが、ようやく参加したときに初めて赤ちゃんの心臓音を聴くことができた。それは、まるで音楽と赤ちゃんの運命的な出会いとさえ思える結びつきで、新たな生命が開始するとき、全ての物事が未来へと進むものである。