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    “本当に優しい人は最初は冷たく見えるものよ”そんな言葉をどこかで見かけました。
    必要以上に優しくしたり甘やかしたりもせずに、かといって無関心でもなくて、お茶を入れてそっと隣にいてくれるような、そんな優しさが彼女の音楽からは感じられます。
    ベーシストとしてのキャリアが長いそうで、メロディアスながらもどこかクールなベースラインも、ほどよいクールさをかもし出すのに一役買っているのでしょう。ドラムはもちろん、ピアノやベースも、ほどよく歌を引き立てるように小気味良くリズムを刻みます。
    この乾いた軽快さが秋の風のように気持ちよくて、とても気に入ってよくお店で流しています。
    ゆっくり元気になる感じかな。傑作です。
    10曲34分。





    ◇以下レーベルサイトより

    アイダの知性、ニューヨークの良心
    「k.」ことカーラ・シックリー、実に9年ぶりのサード・アルバム


     ニューヨークのバンド、アイダ第三のメンバーとして知られる「k.」ことカーラ・シックリー。「Poor, Dumb Bird」や「Firefly」「Fallen Arrow」など、彼女が書いたきりっと引き締まった楽曲、また、ハスキーな歌声や彼女の弾くベース/ピアノはアイダのファンにとって本当に本当に大切なものでした。

     過去『New Problems』(2001年)と『Goldfish』(2002年)という2枚のソロ・アルバムを「k.」名義で発表し、アイダの近作アルバムにも変わらぬ笑顔で参加(もちろん2008年の来日ツアーにも同行)、さらに最近はニューヨークのウィリー・メイ・ロック・キャンプ・フォー・ガールズのディレクターとして忙しく動き回る彼女ですが、ここにようやく9年ぶりのソロ・アルバムが届けられました。もちろん、アイダのエリザベス・ミッチェル、ダン・リトルトンも駆けつけ、ウォーン・デフィーヴァー(ヒズ・ネーム・イズ・アライヴ)やタラ・ジェイン・オニールも録音・ミックスにクレジットされています。ルシンダ・ウィリアムスの「Passionate Kisses」やジェリー・ラファティの「Baker Street」、ジュリー・ドワロンの「For Me」などカバー曲のチョイスもカーラならでは。ジョニ・ミッチェルジュディ・シルサンディ・デニーローラ・ニーロ等々、往年の女性シンガー・ソングライター名盤に加えられそうなエバーグリーンな逸品がここに生まれました。

     余談ですが、彼女の父親のピーター・シックリーは、PDQバッハなる大バッハの息子を創作した面白い作曲家で、つまり、ちょっと変わったニューヨークの音楽一家に彼女は生まれているのです。カーラ・シックリーの「k.」、ぜひこの機会にお見知りおきください。


    Tracks:
    1. Stevie
    2. Click and Slap
    3. History Grows
    4. The Last Thing I Wanted
    5. Air
    6. I Don’t Mind
    7. Passionate Kisses
    8. Jump
    9. For Me
    10. Baker Street